Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「My JR-EAST」に不正ログイン - 現在も停止中

JR東日本が会員向けに提供しているIDやパスワードの共有サービス「My JR-EAST」において、利用者以外の第三者による不正ログインが発生した。不正アクセスの影響で、サービスを利用できない状態が続いている。

同社によれば、9月10日3時ごろから翌11日11時ごろにかけて、1152万件に及ぶ大量のアクセスを検知したため、サービスを一時的に停止。調査を行ったところ、2万1000件のアカウントで「なりすまし」による不正ログインが発生したことが判明した。

同社によれば、不正ログインされた一部利用者は、氏名が閲覧された可能性があるものの、それ以外の情報に対するアクセスは確認されていないという。

同社では、サービスの再開を一時アナウンスしたものの、16日正午の時点でサービスを利用できない状態が続いている。また対象となる会員には個別に連絡して、パスワードの変更を案内するとともに、適切なパスワード管理を行うよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/09/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

約700件のアカウントで不正ログイン被害、ポイント不正利用も - PinT
学生の個人情報含むPCを電車内で紛失 - 関東学院大
オンラインサービスで不正ログインか、詳細を調査 - 西濃運輸
「ぐるなび」で不正ログイン - 対象会員のPWリセットを実施
配達予定通知など行う佐川急便の会員制サービスにPWリスト攻撃
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
ポケモングッズ通販サイトにPWリスト攻撃 - 一部で会員情報改ざんも
一部ユーザーで不正ログイン被害、他利用者情報にもアクセス - 雑誌ネット書店
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開