深刻な脆弱性を解消した「Flash Player」のアップデートが公開
Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」における深刻な脆弱性を解消したセキュリティアップデートを公開した。72時間以内の適用を呼びかけている。

セキュリティアップデートを公開したAdobe
今回のアップデートは、メモリ破壊の脆弱性「CVE-2014-0540」をはじめとする5件のほか、セキュリティをバイパスされる脆弱性「CVE-2014-0541」、解放済みメモリの処理に起因する脆弱性「CVE-2014-0538」などを修正するアップデート。脆弱性が悪用されるとシステムの制御を奪われるおそれがある。
同社は、「Windows」および「Mac OS X」向けに脆弱性を解消した「同14.0.0.176」を用意。また「Linux」向けに「同11.2.202.400」を提供する。
さらに「Chrome」や「Internet Explorer」に同梱されているプログラムについては、各ソフトのアップデートを通じて「同14.0.0.176」が提供される。「Adobe AIR」や「同SDK」に関しても「同14.0.0.178」をリリース。さらにAndroid向けの「Adobe AIR」は「同14.0.0.179」に更新した。
適用優先度は、「Windows」や「Mac OS X」、ブラウザの同梱版については3段階中もっとも高い「1」にレーティング。72時間以内にできる限り早くアップデートすることを推奨している。「Linux」や「Adobe AIR」に関しては、3段階中もっとも低い「3」とした。
(Security NEXT - 2014/08/13 )
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