Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットワーク対応カメラ「Qwatchシリーズ」に深刻な脆弱性

アイ・オー・データ機器が販売するネットワーク対応カメラ「Qwatchシリーズ」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。脆弱性を修正するファームウェアが提供されている。

20140729_io_001.jpg
脆弱性についてアナウンスしたアイ・オー・データ機器

「Qwatchシリーズ」において、特定のURLへアクセスすることにより、認証を回避できる脆弱性「CVE-2014-3895」が存在することが判明したもの。同脆弱性が悪用されると、ネットワーク経由でパスワードをはじめとする内部設定情報を取得、機器を不正に操作されるおそれがある。

影響を受けるファームウェアのバージョンは、「TS-WLCAM」および「TS-WLCAM/V」が「1.06」。「TS-PTCAM」「TS-PTCAM/POE」および「TS-WPTCAM」が「1.08」、「TS-WLC2」が「1.02」。これらバージョンより以前ファームウェアにも同様の脆弱性が存在する。

同社では、脆弱性を修正した最新版のファームウェアを公開しており、アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2014/07/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

CiscoやSonicWallのゼロデイ脆弱性悪用に注意喚起 - 米CISA
「Node.js」のアップデートが再延期 - 年明け2026年1月7日を予定
SonicWallのリモートアクセス製品「SMA1000」にゼロデイ脆弱性
「Apache Airflow」の開発用拡張コンポーネントにRCE脆弱性
NVIDIAのロボティクスやAI開発向けシミュレーション基盤に脆弱性
Ciscoのメールセキュリティ製品にゼロデイ攻撃 - 構成や侵害状況の確認を
Fortinet複数製品の認証回避脆弱性、悪用が発生 - 設定確認を
「Apache Commons Text」旧版に深刻な脆弱性 - 「FileMaker Server」に影響
「Chrome」にアップデート - 「WebGPU」「V8」の脆弱性を解消
SAP、月例パッチで脆弱性15件を修正 - 「クリティカル」も