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2013年のフィッシング報告件数は1万5000件超 - 前年比17倍と急伸

フィッシング対策協議会は、2013年度におけるフィッシングの被害状況や攻撃手法の傾向などを取りまとめたレポートを公開した。

レポートによれば、2013年度のフィッシング報告件数は1万5171件。2012年度の828件と比較すると、17倍以上の急増となった。

7月以降にオンラインゲーム関連のフィッシングが多数報告されたこと、また11月以降にはさらに金融機関を対象としたフィッシングの報告が増加したことが、おもな原因だった。

一方、フィッシングに用いられたサイトのURL件数は2522件と、前年度の2286件を236件上回ったものの、大きな変化は見られなかった。

またブランド名を悪用された企業数は、前年度の117件から136件に増加。報告件数の伸び率と比較すると緩やかで、被害に遭うブランドの固定化が進んでいる。

(Security NEXT - 2014/07/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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