JSSEC、「MAM/MCM利用ガイドβ版」を公開 - ベンダー間で差異ある考え方を統一
日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は、「MAM/MCM利用ガイド」のベータ版を公開し、パブリックコメントの募集を開始した。

「MAM/MCM利用ガイド」。「MAM」や「MCM」について理解しやすいよう統一した考え方を示した
スマートフォンの普及により、私物端末を業務で利用する「BYOD」に注目が集まり、端末上のアプリケーションを管理する「MAM(Mobile Application Management)」や、コンテンツを管理する「MCM(Mobile Contents Management)」といったサービスが登場している。
一方で同じ用語を使いながらも、提供するベンダーによって、考え方が異なるケースがあることから、同協会技術部会のMAM/MCM利用検討会が、導入する法人がサービスを理解しやすいよう統一した考え方について検討した。
これらサービスの概念やしくみ、アプリケーションやコンテンツのライフサイクル視点から求められる機能要件、利用要件、市場動向などについて取りまとめた。
対象読者は、業務目的で、スマートデバイスを利用する法人において、導入や運用、セキュリティポリシーの策定、コンテンツ管理などを担当する責任者。同協会のウェブサイトよりPDFファイルにてダウンロードすることができる。
同協会では、今回の公開にあわせてパブリックコメントを実施。同ガイドに対する意見を5月9日まで募集している。
(Security NEXT - 2014/04/10 )
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