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東大研究機関に不正アクセス - 計算機の認証情報を取得か

東京大学の一部研究機関が不正アクセスを受けたことがわかった。一部研究者の認証情報が不正に取得された可能性があるという。

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不正アクセスを受けたカブリ数物連携宇宙研究機構

同大国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構の研究者が運用する観測データ解析用の計算機が、外部より不正アクセスを受けたもの。同機構では、1月27日に計算機を停止。ネットワークから切り離した。

今回の不正アクセスにより、計算機のユーザー認証情報が取得され、国立天文台など外部研究機関に対し、それら情報を用いてアクセスを試行していたことも判明しているという。

同機構では被害状況や影響範囲について調査を進めているが、今回の不正アクセスによる研究データの喪失はなかったと説明。個人情報については、格納しておらず漏洩のおそれはないとしている。

(Security NEXT - 2014/02/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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