Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

東大研究機関に不正アクセス - 計算機の認証情報を取得か

東京大学の一部研究機関が不正アクセスを受けたことがわかった。一部研究者の認証情報が不正に取得された可能性があるという。

20140204tu_001.jpg
不正アクセスを受けたカブリ数物連携宇宙研究機構

同大国際高等研究所カブリ数物連携宇宙研究機構の研究者が運用する観測データ解析用の計算機が、外部より不正アクセスを受けたもの。同機構では、1月27日に計算機を停止。ネットワークから切り離した。

今回の不正アクセスにより、計算機のユーザー認証情報が取得され、国立天文台など外部研究機関に対し、それら情報を用いてアクセスを試行していたことも判明しているという。

同機構では被害状況や影響範囲について調査を進めているが、今回の不正アクセスによる研究データの喪失はなかったと説明。個人情報については、格納しておらず漏洩のおそれはないとしている。

(Security NEXT - 2014/02/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ゴルフスクールのインスタアカが乗っ取り被害 - 意図しない投稿
一部利用者から「身に覚えのないログイン」の報告 - Qoo10
設定ミス突く攻撃、顧客DB消去される - 兵庫県内の保険代理店
メルアカに不正アクセス、スパムの踏み台に - 鹿児島市の総合病院
約700件のアカウントで不正ログイン被害、ポイント不正利用も - PinT
すかいらーく「テイクアウトサイト」 - クレカ情報流出の可能性
教員VPNアカウント悪用され侵入、不審検索履歴から発見 - 芝工大
オンラインサービスで不正ログインか、詳細を調査 - 西濃運輸
「ぐるなび」で不正ログイン - 対象会員のPWリセットを実施
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース