Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「登録IDを変更した」とセゾンカード利用者を騙すフィッシング攻撃

セゾンカードの利用者向けサービス「セゾンNetアンサー」を装ったフィッシング攻撃が確認された。サービスを運営するクレディセゾンやフィッシング対策協議会では、誤って情報を送信しないよう注意を呼びかけている。

20131226ap_001.jpg
フィッシング対策協議会が確認したフィッシングサイト

問題のフィッシングメールは、「第三者によるアクセスを確認したため、登録IDを暫定的に変更した」などと不安を煽る内容。「任意のIDへ再変更をお願いします」などと説明し、偽サイトへ誘導する。

偽サイトは、「Netアンサー再登録フォーム」などと記載されており、カード番号や有効期限、生年月日、セキュリティコード、メールアドレス、ID、パスワードなどを騙し取る。

現在確認されているフィッシングサイトでは、ドメインに「saisoncardco.jp」を利用。クレディセゾンの正規ドメイン「saisoncard.co.jp/」の「co」手前にドットが入っていないドメインを悪用していた。

クレディセゾンや同協議会では、誤って情報を送信しないよう注意を呼びかけている。また12月26日の時点でフィッシングサイトは稼働しており、同協議会では、サイトの閉鎖に向けてJPCERTコーディネーションセンターへ調査を依頼した。

同協議会では、類似のフィッシングサイトやメールを発見した場合は、情報提供してほしいと呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/12/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

外部からの攻撃を検知、会員情報流出の可能性 - CNプレイガイド
フィッシング対策協議会、設立20周年記念セミナーを11月開催
「Movable Type」のPWリセット機能に複数脆弱性 - 修正版公開
フィッシングURLが前月比4割増、報告20万件超 - 証券関係が再増加
登録者にフィッシングメール、メアド流出か - フォトクリエイト
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍