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ルートキット機能を備える「Sirefef」の国内感染が拡大 - ESETが観測

ESETは、日本国内で8月後半よりトロイの木馬「Win32/Sirefef」の感染が拡大しているとして注意を呼びかけている。

同マルウェアは、別名「ZeroAccess」としても知られ、ルートキットの機能を備えたトロイの木馬。感染すると端末を遠隔から操作されるおそれがあるほか、キー入力した内容の窃取、ファイルの実行やプロセスの終了、P2Pネットワークへの接続、DDoS攻撃といった機能などを備えている。

8月後半より日本国内での感染が徐々に増加し、9月に入ってからも感染が拡大しているという。同社では同マルウェア専用の駆除ツール「ESET Sirefef Cleaner Tool」を配布しており、無償でダウンロードすることができる。

(Security NEXT - 2013/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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