5月のフィッシング報告件数、低水準だった前月から倍増 - 2012年後半と同水準
フィッシング対策協議会は、5月に同協議会へ寄せられたフィッシングの報告状況について取りまとめた。報告件数とURL件数が増加した。
同協議会によれば、5月に寄せられたフィッシングの報告件数は52件。前月の26件から倍増した。2013年前半は、件数の振れ幅が大きい。2月には140件と大幅に増加する一方、4月は26件と低水準だった。5月は前月を大きく上回ったものの、2012年後半と同程度の水準であり、極端な増加ではない。
フィッシングサイトに用いられたURL件数は、前月の21件から27件増加となる48件。5月は4月を上回ったものの、2012年10月以降は、200件弱まで上昇する月がほとんどで、3月には984件と爆発的な増加も記録しており、それと比較するといまだ低水準といえる。フィッシングに悪用されたブランド件数は、前月と同じ6件だった。
5月もこれまでの傾向と同様、同協議会にはISPのウェブメールや金融機関、オンラインゲームなどを狙う事例の報告が寄せられている。なかでも「Nexyz.BB」のウェブメールサービスや、新生銀行を騙るフィッシングメールについて緊急情報を公開するなど、注意喚起を行った。
(Security NEXT - 2013/06/05 )
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