Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Adobe、「Flash Player」のセキュリティアップデートを公開 - 4件の脆弱性を修正

Adobe Systemsは、「Adobe Flash Player」のセキュリティアップデートを公開し、複数の脆弱性を修正した。

今回のアップデートは、メモリが破壊など脆弱性4件を解消するプログラム。脆弱性は、すべてのプラットフォームに影響があり、悪用されるとコードを実行され、システムの制御を奪われるおそれがある。

同社では、脆弱性を修正した最新版としてWindowsとMac OS Xの利用者向けに「同11.7.700.169」、Linuxに「同11.2.202.280」を用意。また「同11.x」へアップデートできないユーザー向けに、ウェブサイトで「同10.3.183.75」を公開している。

さらにAndroidユーザーに対しては「同11.1.115.54」「同11.1.111.50」を提供する。ただし、Androidへの新規提供は2012年8月に終了しており、従来からの利用者に限られる。

「Chrome」や「Internet Explorer 10」へ同梱されているプログラムについては、それぞれのアップデートで対応。また「Adobe AIR」についても「3.7.0.1530」へアップデートした。

同社では、適用優先度について「Windows」を3段階中もっとも高い「1」にレーティングしており、72時間以内にできるだけ早くアップデートを実施するよう推奨している。

「Mac OS X」は、1段階低い「2」で、30日以内のアップデートを目安とした。それ以外のプラットフォームは、適用優先度「3」となっている。

(Security NEXT - 2013/04/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

WordPress向けプラグイン「InstaWP Connect」に脆弱性
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「XenServer」「Citrix Hypervisor」に脆弱性 - 情報流出やDoS攻撃のおそれ
「PAN-OS」に対するゼロデイ攻撃、国内被害は未確認
「PAN-OS」を狙う「Operation MidnightEclipse」 - 3月下旬より展開
Palo Alto Networksの「PAN-OS」にゼロデイ脆弱性 - パッチを準備中