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ジャストシステムの「一太郎」と「花子」に深刻な脆弱性 - アップデートを順次提供

ジャストシステムが提供する「一太郎シリーズ」や「花子シリーズ」に深刻な脆弱性が含まれていることがわかった。同社では順次アップデートを提供するという。

両シリーズに、任意のコードが実行される脆弱性「CVE-2013-0707」が判明したもの。細工されたファイルを開くと、システムの制御が奪われたり、不正プログラムがインストールされる可能性がある。

同社では、1月16日に脆弱性を確認。2月26日に脆弱性を公表し、一部バージョンに対し、問題を修正するアップデートモジュールの提供を開始した。今後も順次公開していく予定。

同社では、アップデートモジュールの導入を強く推奨するとともに、身に覚えがないメールの添付ファイルや、インターネット上で公開されている出所不明のファイルを開かないよう注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2013/02/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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