Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

1月はフィッシング報告件数増加 - 一方でユニークURLは減少

フィッシング対策協議会は、1月に寄せられたフィッシングの報告状況について取りまとめた。クレジットカード会社や銀行を騙るケースが多数報告されている。

同レポートによれば、1月のフィッシング報告件数は、前月比40件増となる92件だった。一方で、フィッシングサイトに利用されたユニークURLの件数は、174件と高い水準を保ちながらも、急増した前月から一転し、33件の減少となった。

不特定多数のユーザーにフィッシングが送信されたものの、同一のフィッシングサイトへ誘導する攻撃が目立っており、三菱東京UFJ銀行を偽装するケースでは、数度にわたり同じURLへ誘導する攻撃が繰り返されたという。

攻撃に悪用されたブランド件数は、2件増となる7件。同協議会では、PayPalを騙ったフィッシングを確認し、注意喚起を行っている。前月に引き続き、ウェブメールサービスを装ったフィッシングも引き続き発生している。

(Security NEXT - 2013/02/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
侵入後に即攻撃するランサムウェア「Ghost」に注意 - 70カ国以上で被害
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増