11月はマルウェア配布サイトが倍増 - シマンテック調査
11月はマルウェア配布サイトが、10月から倍増したことがシマンテックの調査によりわかった。1日あたり914件増加したという。
同社が、11月に同社が検知したウイルスやスパムの状況についてレポートとして取りまとめたもの。11月に同社があらたに観測したマルウェア配布サイトは、1日あたり1847件にのぼり、前月の933件からほぼ倍増した。
一方あらたに確認したドメインのうち、ブロック対象となった悪質なドメインは33.3%で、前回から5.2ポイントの減少。またマルウェアの11%は、ウェブベースのマルウェアだった。
ウイルス感染を目的としたメールの割合は、前月から0.05ポイント減となる0.39%。255.8通に1通の割合で送信されている。そのうち悪質なサイトへのリンクが貼られたメールは13%で、前月から10.6ポイント縮小した。
メール感染型マルウェアでもっとも多く検知されたのは、前月と変わらず「Suspicious.JIT.a-SH」で、全体の15.42%を占める。ポリモーフィック型マルウェアが占める割合は15.2%で前月から大きな変化はなかった。
スパムメールの割合は全流通メールの68.8%で、2011年後半から続く世界的な減少傾向の歯止めになるものではないが、前月より4ポイント増加した。悪質な添付ファイルやリンクを含むスパムの割合も上昇している。フィッシングメールの割合は0.23%で、前月より0.12ポイント減少した。
(Security NEXT - 2012/12/19 )
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