クリスマスパーティの招待状を装う標的型攻撃 - Trend Microが確認
特定の政府関係組織の「クリスマスパーティの招待状」を装い、企業や政府関連組織を狙う標的型攻撃が発生している。
米Trend Microが、トロイの木馬「TROJ_ARTIEF.RTN」を利用した攻撃を確認したもの。同社によれば、「PROPOSED CHRISTMAS PARTY 2012.doc」というファイル名でメールにより送信されていた。
実行するとクリスマスパーティの招待状を装った偽ファイルを生成する背後で、日本マイクロソフトが2012年4月の月例セキュリティ更新プログラム「MS12-027」で対応した「Windowsコモンコントロール」における既知の脆弱性を悪用。バックドア「BKDR_GAMFRIC.A」を作成する。
同バックドアは、外部のコマンド&コントロールサーバに接続し、不正ファイルのダウンロードをはじめ、情報の収集、コマンドの実行など不正活動を行うことから、同社では、今回見つかった脅威の監視を続けている。
(Security NEXT - 2012/12/10 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
Samsung製端末、ゼロデイ攻撃の標的に - 商用レベルスパイウェアを悪用か
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
インシデントが2割強の増加 - 「EC-CUBE」改ざん被害も複数報告
韓国関連グループの標的型攻撃が継続 - GitHub悪用でマルウェア展開
教員2人のメルアカ侵害、差出人情報流出のおそれ - 中央大
「情報セキュリティ白書2025」PDF版を先行公開 - 書籍は9月30日発売
先週注目された記事(2025年8月17日〜2025年8月23日)
iPhoneやMacなどApple製品の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
米当局、「IE」「Excel」「WinRAR」の脆弱性悪用に注意喚起
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
