Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Tectia SSH Serverに認証回避のおそれ - アップデート適用を

SSH Communicationsの「Tectia SSH Server」に認証回避の脆弱性が含まれていることがわかった。修正するためのアップデートが提供されている。

ユーザーがパスワードを変更するために用意された機能「SSH USERAUTH CHANGE REQUEST」に脆弱性が存在していることが判明したもの。認証が回避され、パスワードを用いずにログインが可能になるという。

NTTデータ先端技術では、検証システムを用意し、Tectia SSH Serverに対して特別に加工したSSHで接続を行うことにより脆弱性を再現。実際に認証を回避してログインし、システムの制御を奪取できることを確認した。

影響を受けるバージョンは、「同6.0.4」から「同6.0.20」、「同6.1.0」から「同6.1.12」、「同6.2.0」から「同6.2.5」、および「同6.3.0」から「同6.3.2」。

SSH Communicationsから脆弱性を修正するアップデートが提供されているほか、「パスワード認証」を無効化し、他認証を用いる回避策が案内されている。

(Security NEXT - 2012/12/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

サードパーティ製ソフトに起因する脆弱性7件を修正 - Atlassian
「MS Edge 124」がリリース、脆弱性17件を修正
「PAN-OS」脆弱性への攻撃、国内でも被害報告
「ClamAV」にクリティカルパッチ - サービス拒否の脆弱性など修正
「PAN-OS」のアップデートが公開 - 旧版にも順次提供予定
「PAN-OS」脆弱性、攻撃条件を修正 - 一部緩和策が「効果なし」に
「PAN-OS」脆弱性に対する攻撃が増加 - コマンドで悪用試行を確認可能
「PAN-OS」脆弱性の詳細や悪用コードが公開済み - 攻撃拡大のおそれ
WP向けメールマーケティングプラグインにSQLi脆弱性
HashiCorpのGo言語向けライブラリ「go-getter」に脆弱性