JVN、Windows版「Safari」の使用中止を呼びかけ - 脆弱性公開から1カ月経過するも未修正
Appleが提供するウェブブラウザ「Safari」のWindows版に、未修正の脆弱性が存在しているとして、「JVN」では、同ソフトの使用中止を呼びかけている。
「JVN」によれば、問題とされる「CVE-2012-3713」は、「同6.0.1」より以前のバージョンに含まれる脆弱性。細工されたHTMLファイルをローカルファイルとして開くと、アクセスを許可していないファイルを、不正に取得されるおそれがある。
同脆弱性は、Masahiro YAMADA氏が情報処理推進機構(IPA)へ報告。JPCERTコーディネーションセンターが調整し、Appleでは、9月19日に公開した「Safari 6.0.1」で、同脆弱性を含む61件の脆弱性を修正している。
しかし、アップデートの提供はMac版に限られており、現在もWindows版は公開されていない。JVNでは、対策方法は存在していないとして、Windows版の利用者に対し、脆弱性が解消されるまで使用を中止するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/10/24 )
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