Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

IEのゼロデイ脆弱性、「FFR yarai」で検知可能

フォティーンフォティ技術研究所(FFRI)は、「Internet Explorer」に見つかった未修正の脆弱性について、「FFR yarai 2.1.850」にて防御可能であることを明らかにした。

問題の脆弱性「CVE-2012-4969」は、細工したウェブサイト閲覧させることにより攻撃が可能で、悪用された場合、リモートでコードを実行されるおそれがある。

同脆弱性を突く検証モジュールが「Metasploit」に追加されていることから、同社では「FFR yarai 2.1.850」「Windows XP SP3」「IE 7」の環境にて検証を実施。脆弱性に対する攻撃を防御できることを確認した。

同脆弱性を修正する定例外のセキュリティ更新プログラムは、日本マイクロソフトより9月22日(米国時間9月21日)に公開される予定。現在悪用を防ぐ「Fix it」も提供されている。

(Security NEXT - 2012/09/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
「LangChain」に深刻な脆弱性 - APIキー流出のおそれ
Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
「Frappe Framework」「ERPNext」にXSS脆弱性 - 管理者権限奪取のおそれ
DigiEver製NVRの脆弱性悪用に注意 - 米CISAが警告