カルピスのキャンペーン参加者9万5000人分の情報が流出 - 既定どおり破棄されず委託先から
飲料メーカー大手のカルピスは、2009年に実施したプレゼントキャンペーン参加者の個人情報9万5689人分が、約5カ月間にわたってインターネット上で閲覧可能となり、外部に流出したことを明らかにした。
業務委託先の従業員が、キャンペーンのデータを私用PCに許可なく保有。2012年2月3日にレンタルサーバへ保存したが、外部からアクセス可能で、検索エンジンにより検索できる状態だった。7月5日に外部から指摘があり問題が発覚、同日中にサーバから個人情報を削除した。
これまでの調査で、直近3カ月については、7月2日から5日までに87件のアクセスがあったという。流出したデータの不正利用などは、現時点で確認されていない。
問題のデータには、2009年8月から10月にかけて実施した「'09年秋のHAPPY REFRESHキャンペーン」の応募者5万4266人分の氏名、住所、電話番号、メールアドレスが含まれる。さらにキャンペーン登録者4万1423人分のメールアドレスも保存されていた。
カルピスによれば、これら情報はキャンペーン終了後3カ月以内に廃棄すると規定しており、2010年2月1日に、委託先から廃棄証明書を受け取っていたという。同社では、対象となる顧客に対して、経緯の説明や謝罪など対応を進めている。
(Security NEXT - 2012/07/13 )
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