5月のフィッシング攻撃、前月下回るも依然高水準 - 国内金融機関を騙るケースが3割
フィッシング対策協議会は、5月に同協議会へ寄せられたフィッシングの報告状況について取りまとめた。報告件数は前月を下回ったものの、以前として多数報告されている。
レポートによれば、5月に寄せられたフィッシング報告件数は70件。前月の約3倍にあたる98件と急増した4月からやや落ち着きを見せたものの、依然高い水準を保っている。
一方、フィッシングサイトのユニークURL件数は82件で、前月から3件の減少にとどまりほぼ同水準だった。悪用されたブランド件数は16件で、前月を5件上回った。
同協議会によれば、5月は前月と比較してオンラインゲーム関連のフィッシング攻撃が減少したが、一方で国内の金融機関を装うケースが増加したという。住信SBIネット銀行や楽天銀行を装うケースをはじめ、報告数の約3割を占めているとして、引き続き注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/06/04 )
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