Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

5月のフィッシング攻撃、前月下回るも依然高水準 - 国内金融機関を騙るケースが3割

フィッシング対策協議会は、5月に同協議会へ寄せられたフィッシングの報告状況について取りまとめた。報告件数は前月を下回ったものの、以前として多数報告されている。

レポートによれば、5月に寄せられたフィッシング報告件数は70件。前月の約3倍にあたる98件と急増した4月からやや落ち着きを見せたものの、依然高い水準を保っている。

一方、フィッシングサイトのユニークURL件数は82件で、前月から3件の減少にとどまりほぼ同水準だった。悪用されたブランド件数は16件で、前月を5件上回った。

同協議会によれば、5月は前月と比較してオンラインゲーム関連のフィッシング攻撃が減少したが、一方で国内の金融機関を装うケースが増加したという。住信SBIネット銀行や楽天銀行を装うケースをはじめ、報告数の約3割を占めているとして、引き続き注意するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/06/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止
「フィッシング詐欺」、1年に3回も被害あったケースも