Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

PHPのCGIモードに対する脆弱性攻撃、6日ごろより発生中 - 不特定多数に対してリモートから

日本IBMのTokyo SOCは、PHPに見つかった脆弱性に対する攻撃を、継続的に検知しているとして注意を呼びかけている。

問題の「CVE-2012-1823」は、PHPをCGIモードで使用した場合に発生する脆弱性。URLとして送信したテキストの一部がコマンドラインオプションとして認識するため、リモートからコードを実行されるおそれがある。問題を修正したアップデートがすでに提供開始されている。

ネットワークを監視する同センターでは、5月6日ごろから脆弱性に対する攻撃を検知しており、その後も継続しているという。不特定多数のサイト対する脆弱性調査が行われているとして、アップデートや回避策の実施など対応を呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/05/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
サーバがランサム被害、情報流出など影響を調査 - サンエイ
IIJ、メールサービス侵害の調査結果を公表 - 全契約の約9%に影響
サイバー攻撃による個人情報流出が判明 - HOYA
サーバがランサム感染、取引先情報が流出の可能性 - 無線通信機器メーカー
サイバー攻撃でシステム障害、情報流出は調査中 - 地域支援型の投資会社
既知脆弱性による「FortiOS」侵害の新手法 - 初期経路封じても被害継続