「Flashback」と同じJava脆弱性を悪用するマルウェア - MacとWindowsが標的
米Symantecは、「OSX.Flashback」に続き、Javaの脆弱性「CVE-2012-0507」を悪用するマルウェアを確認したことを明らかにした。OS環境に対応したトロイの木馬をダウンロードするという。
今回確認された「Javaアプレットマルウェア」は、リモートランタイム環境に存在するサービス拒否の脆弱性「CVE-2012-0507」を悪用する不正プログラム。
脆弱性を利用して「Javaアプレット」のサンドボックスを破壊。実行環境のOSがWindowsであるかチェックし、OSに対応したマルウェアをダウンロードするという。
Windowsに対しては、Windows標準の実行可能ファイル形式のドロッパー、Macに対しては、「Python」で開発されたドロッパーをダウンロード。これらマルウェアを通じてさらにバックドア型のトロイの木馬をインストールする。
これ以外にもMacを攻撃するマルウェア「OSX.Sabpab」が発見されており、Symantecでは、Macを標的とするマルウェアが増加しているとして、Macユーザーへセキュリティ対策を呼びかけている。
(Security NEXT - 2012/04/24 )
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