Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

F-Secureが「Flashback」無償駆除ツールを用意 - パッチ提供ない旧OS利用者は注意を

F-Secureは、「Mac OS X」におけるJavaの脆弱性を悪用するマルウェア「Flashback」の拡大を受け、独自に無償の対策ツールを開発し、提供を開始している。

今回同社が公開した「FlashbackRemoval.zip」は、システムをチェックし、「Flashback」を除去することができる無償ツール。検知結果のログを作成できるほか、感染発見時は、暗号化したZipファイルにより、マルウェアを隔離する。

Appleでは「Flashback」の除去機能を追加したアップデートの提供を米国時間12日より開始したが、F-Secureは、16%以上のユーザーが利用している「Mac OS X 10.5」やそれ以前のシステムでは、Javaのパッチが利用できないと危険性を指摘している。

今回のアップデートを適用できない旧バージョンのユーザーは、OSをアップデートするか、ブラウザによるJavaの利用を停止、もしくはアンインストールすることを同社では推奨しており、また同ツールで感染の有無を確認するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/04/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、詳細は調整中 - アップデートで修正
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートを公開
「Firefox 146」がリリース - 権限昇格やUAFなど脆弱性13件を解消
「Avast Antivirus」macOS版に脆弱性 - RCEやDoSのおそれ
「MS Edge」にアップデート - 脆弱性14件を解消
「Chrome 143」を公開 - 重要度「高」4件含む脆弱性13件に対応
「Chrome」のスクリプトエンジンにゼロデイ脆弱性 - 修正版が公開
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開