MS、月例パッチ6件を公開 - 標的型攻撃に悪用された脆弱性を修正
日本マイクロソフトは、深刻度「緊急」4件を含む6件の月例セキュリティ更新プログラムを公開した。今回の更新であわせて11件の脆弱性を修正している。
深刻度が「緊急」にレーティングされたプログラムのなかでも、同社が優先度を高く設定しているプログラムは、「MS12-027」と「MS12-023」の2件。
「MS12-027」で対応したのは、「MSCOMCTL.OCX」に含まれるActiveXの「Windowsコモンコントロール」に関する脆弱性。「Office」や「SQL Server」など複数のソフトウェアが影響を受ける。
細工された「RTFファイル」を誤ってWordやWordpadで開くと、コードを実行されるおそれがある。非公開で報告された脆弱性だが、標的型による悪用がすでに確認されている。
ほかの攻撃シナリオとしては、不正なウェブサイトへ誘導する手法が存在。同更新プログラムでは、Kill Bitについても設定し「MSCOMCTL.OCX」からIEへのアクセスを禁止する措置を実施した。
一方「MS12-023」は、IEの累積的な脆弱性を修正するプログラムで、5件の脆弱性へ対応。細工されたウェブサイトへアクセスしたり、特定のページを印刷した場合などに、リモートでコードを実行される不具合を解消した。
脆弱性は公開されておらず、悪用などは確認されていないが、30日以内に悪用コードが発生する可能性があるとして優先度を3段階中もっとも高い「1」に設定している。
また「MS12-024」では、実行可能 (PE) ファイルの署名検証機能「Windows Authenticode Signature Verification」の問題に対応。「MS12-025」では「.NET Framework」においてリモートでコード実行される脆弱性を解決した。これらは適用優先度が1段階低い「2」だが、いずれも深刻度は「緊急」で悪用可能性指標についても「1」となっている。
のこり2件は深刻度「重要」のプログラム。「MS12-026」では、リンクを細工することにより「Forefront Unified Access Gateway」の認証画面から他サイトへリダイレクトさせることが可能となる脆弱性など2件を解消。「MS12-028」では、「Office 2007 SP2」や「Works 9.0」においてリモートでコードが実行される脆弱性に対応した。
(Security NEXT - 2012/04/11 )
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