改正不正アクセス禁止法が成立 - フィッシング攻撃が罰則対象に
マルウェアやフィッシングなど、IDやパスワードの不正取得を禁止した改正不正アクセス禁止法が成立した。
改正不正アクセス禁止法は、1月に警察庁が改正案をまとめ、2月に閣議決定。国会を提出されていたが、3月23日に衆議院を通過、さらに参議院で同月30日に可決、成立した。今回の改正により、不正アクセスのために他人のIDやパスワードを取得する行為が刑事罰の対象となる。
またユーザーを誤認させてIDやパスワードを取得するフィッシングサイトの設置やフィッシングメールの送信にくわえ、不正アクセスのために取得したパスワードの保管や第三者への提供についても処罰対象としている。
さらにセキュリティベンダーなどアクセス制御を支援する組織に、必要な情報を提供したり、援助の実施に努めることを定めたほか、不正アクセス行為における罰則の強化を盛り込んだ。
(Security NEXT - 2012/04/04 )
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