Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

3月のフィッシング報告、前月の3倍超となる33件 - フィッシング対策協議会まとめ

フィッシング対策協議会は、3月に寄せられたフィッシングの報告状況について取りまとめた。報告件数が低水準だった2月から増加している。

レポートによれば、3月に同協議会へ寄せられたフィッシング報告件数は33件。年明け早々119件とピークに達した1月から一転、2月は9件と大きく減少したが、再び増加に転じている。

フィッシングサイトのユニークURL件数は、前月比21件増となる28件。悪用されたブランド件数も4件増加して10件となるなど、すべての項目で件数が上昇した。

3月には、ゆうちょ銀行および新生銀行を騙ったフィッシングサイトが発生。いずれも、口座に異常が発生していないか確認を求める手口で、ログインIDやパスワード、口座番号のほか、乱数表の番号など第二認証情報を詐取しようとする。

同協議会では、今後も同様の攻撃が発生する可能性があるとして、インターネット利用者へ注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2012/04/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

先週注目された記事(2024年4月21日〜2024年4月27日)
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超
フィッシング報告が前月比約35%減 - 悪用URLは約23%増
1年で不正サイトへのアクセス7億件をブロック - 前年から4割増
2023年の不正アクセス認知件数、前年比2.9倍に急増
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
1月のフィッシング、独自ドメイン使用する送信元メアドが増加
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止