Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

農水省に標的型攻撃 - 未遂に終わるも攻撃メールに内部情報

農林水産省は、標的型攻撃を受けたことを明らかにした。ウイルス感染は未然に防いだが、攻撃に内部情報が悪用されており、詳細を調べている。

同省によれば、標的型攻撃によりウイルスを送り付けられ、セキュリティ対策ソフトで駆除するなど未然に感染被害を防止したが、問題のメールに業務情報が添付されていたという。

攻撃に悪用されたのは、攻撃以前に作成された業務上のやりとりに関するメモ。関係者にメールで送信した際に流出した可能性がある。個人情報などは含まれていなかった。

メールは関係者の私物パソコンに対しても送信されており、同省では同パソコンも含め、詳細について調査を進めている。

同省では今回の事態を重く見ており、セキュリティ担当者による会議を開催。暗号化や個人が所有するパソコンの管理徹底など、セキュリティ対策に取り組む。

(Security NEXT - 2012/02/02 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
脆弱性悪用リストに「Windows」や「Google Pixel」など3件追加 - 米当局
「Windows」と「AD」のセキュリティ状況を分析するサービス
都内中小企業を対象としたセキュ対策助成金の募集がスタート
米政府、脆弱性「Citrix Bleed」についてガイダンスを公開
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
J-CSIP、2023年4Qは脅威情報15件を共有 - 巧妙なフィッシングの報告も
先週の注目記事(2024年2月25日〜2024年3月2日)
Windowsのゼロデイ脆弱性「CVE-2024-21412」、昨年12月下旬より悪用
「セキュリティ10大脅威2024」 - 個人の脅威は順位表示を廃止