Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」のアップデートを一部プラットフォームへ公開 - ゼロデイ攻撃受けた脆弱性に対応

Adobe Systemsは、「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」の深刻な脆弱性を解消するアップデートを、一部プラットフォーム向けに提供開始した。

今回緊急アップデートとして、Windows向けに最新版となる「同9.4.7」を公開したもので、2件の深刻な脆弱性を修正した。

いずれの脆弱性も、攻撃を受けた場合はアプリケーションがクラッシュし、システムが乗っ取られる可能性がある。修正された脆弱性のうち、「CVE-2011-2462」については、標的型のゼロデイ攻撃がすでに報告されている。

「Adobe Reader X」についても脆弱性が含まれているものの、保護モードを利用することにより被害を緩和できるとして、同社では、1月10日の定例アップデートで対応する方針。またMacやUnix向け製品についても同日にアップデートを提供するとしている。

(Security NEXT - 2011/12/19 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
「ConnectWise ScreenConnect」に脆弱性 - 修正版が公開
NETSCOUT「nGeniusONE」に複数の脆弱性 - アップデートで修正
Python向けHTTPライブラリに脆弱性 - リクエストスマグリング攻撃のおそれ
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開
「GitHub Enterprise Server」に複数脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIA製GPUドライバに複数の脆弱性 - 権限昇格やDoSのおそれ