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Duquは主要セキュリティ対策ソフトで対応可能 - 脆弱性パッチは品質重視で開発中

また「Duqu」対策として、同社セキュリティ対策製品の定義ファイルを10月15日にリリース。さらに同脆弱性を悪用するマルウェアなど、より広範囲に対応できる定義ファイルを11月3日に追加したことを明らかにした。

対策情報については、「Microsoft Active Protections Program(MAPP)」を通じて主要セキュリティベンダーに提供。同社製ソフトに限らず、各社セキュリティ対策ソフトで「Duqu」や関連攻撃を検出できる状況だという。

同チームのチーフセキュリティアドバイザーである高橋正和氏は、「Duqu自身の危険性もあるが、脆弱性が解析されて、エクスプロイトコードが登場する危険もある」とし、パッチ公開後に解析され、別の攻撃に悪用される可能性を指摘。

こうした状況について同氏は、「MAPPが強力に機能している。パッチ未適用で攻撃が発生しても、セキュリティ対策ソフトにより攻撃を回避できる状況とし、その上でパッチを適切にリリースしていきたい」と語っている。

(Security NEXT - 2011/11/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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