フィッシング報告数、10カ月ぶりの高水準 - 「Twitter」アカウント狙う攻撃も
フィッシング対策協議会は、9月に報告を受けたフィッシングの状況について取りまとめた。国内金融機関にくわえ、TwitterなどSNSのアカウントを狙った攻撃が発生しているという。
レポートによれば、9月に寄せられたフィッシング報告件数は48件で、7月から倍増した8月の37件を、さらに11件上回った。一時激減した6月から増加傾向が続いており、2010年11月以来の高い水準となっている。
フィッシングサイトのユニークURL件数も、前月から13件増加して43件。また、フィッシングにブランド名が悪用された企業数も1件増加して11件となっている。
9月は、「MasterCard」や「三菱東京UFJ銀行」を装ってクレジットカード情報などを詐取するフィッシング攻撃が発生。またTwitterなどのSNSサイトを狙ったフィッシングも確認された。
SNSサービスなどのアカウントが盗まれた場合、本人になりすまして不正行為が行われ、知人なども被害を受けるおそれもあるとし、同協議会では注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2011/10/04 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
先週注目された記事(2025年4月20日〜2025年4月26日)
国内インシデント、前四半期比9.4%増 - サイト改ざんが1.8倍
サポート詐欺の相談が1000件超 - SNS乗っ取り相談も増加
3月はフィッシング報告が約25万件で過去最多 - URLは前月比2.3倍に
先週注目された記事(2025年3月16日〜2025年3月22日)
フィッシングURLが約48%減 - 約1年ぶりの2万件台
IPA、「情報セキュリティ10大脅威 2025 組織編」の解説書を公開
フィッシング報告とURL件数が大幅減 - 旧正月前後は縮小傾向
2024年4Qのセキュ相談 - 「不正ログイン」が45%増
「セキュリティ10大脅威2025」 - 「地政学的リスク」が初選出