Androidを狙った不正プログラムが半年で16倍に - トレンド上半期レポート
トレンドマイクロは、2011年上半期における国内外の不正プログラム検知状況を取りまとめた。
同社の不正プログラム検出数ランキングによると、国内外ともに1位は「WORM_DOWNAD」、2位は「CRCK_KEYGEN」だった。
また国内では、偽セキュリティ対策ソフトと似た手口を使う偽システム診断ツールや、実在の機関や人物を装って特定の企業にマルウェア付きメールを送付する標的型攻撃が多数確認された。
このほか、Mac OSを狙った偽セキュリティソフトや、「LizaMoon」と呼ばれる大規模なサイト改ざんが発生。改ざんされた日本語サイトから不正サイトへ誘導され、偽セキュリティソフトがダウンロードされる事例も確認されている。
2011年上半期に目立ったのはスマートフォン関連の脅威で、なかでもAndroid端末に感染する不正プログラムが半年で16倍に急増した。
2010年末には、同社が出したパターンファイルはわずか5件だったが、2011年6月末には80件に増加。スマートフォンの普及により、攻撃のターゲットになったと指摘している。
国内の2011年上半期の不正プログラム検出状況は以下のとおり。
1位:WORM_DOWNAD.AD
2位:CRCK_KEYGEN
3位:WORM_ANTINNY.AI
4位:PE_PARITE.A
5位:CRCK_GETCPRM
6位:HKTL_KEYGEN
7位:WORM_ANTINNY.JB
8位:WORM_ANTINNY.F
9位:BKDR_AGENT.TID
10位:ADW_YABECTOR
(Security NEXT - 2011/07/08 )
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