Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日本MS、16件の月例セキュリティ更新プログラムを提供開始 - 深刻度「緊急」は9件

そのほか、深刻度「緊急」として、「.NET Framework」における公開済みの脆弱性「CVE-2011-1271」へ対処した「MS11-044」を提供。

くわえて「OLEオートメーション」「Silverlight」「分散ファイルシステム(DFS)」「SMBクライアント」「Vector Markup Language(VML)」「Forefront Threat Management Gateway (TMG) 2010クライアント」に関する脆弱性を解消している。

残り7件のプログラムは、深刻度がいずれも「重要」に設定されている。

「MS11-046」では、「Ancillary Functionドライバ(AFD)」において、すでに悪用が報告されている特権の昇格に関する脆弱性に対応した。攻撃を成功させるには、有効なログオン資格情報が必要で、ローカルでログオンできるなど一定の条件が必要だという。

(Security NEXT - 2011/06/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も
特権コマンド実行ツール「sudo」に重要度「クリティカル」の脆弱性
「IBM WebSphere Application Server」にRCE脆弱性 - 暫定パッチ公開
「MS Edge」にアップデート - 固有の脆弱性などにも対処
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供