Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

日本MS、16件の月例セキュリティ更新プログラムを提供開始 - 深刻度「緊急」は9件

日本マイクロソフトは、6月の月例セキュリティ更新プログラム16件を公開した。これらパッチを通じ、あわせて37件の脆弱性を解消している。

今回の月例パッチでは、「Internet Explorer」における累積的な脆弱性を修正した「MS11-050」をはじめ、深刻度がもっとも高い「緊急」に設定されているプログラムは9件。いずれも脆弱性が悪用された場合、リモートでコードが実行されるおそれがある。

IE向けのパッチである「MS11-050」では、未公開の脆弱性11件を修正した。ただし悪用された場合、ウェブへアクセスしただけでコードを実行されるおそれがある脆弱性が含まれているため、注意が必要。

さらに「MS11-041」では、細工した「OpenTypeフォント」を表示することにより、リモートでコード実行される「カーネルモードドライバ」の脆弱性へ対応した。

(Security NEXT - 2011/06/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル転送ソフト「MOVEit Transfer」にDoS脆弱性 - 修正版公開
「VMware Tools」「Aria Operations」既知脆弱性、悪用事例の報告
米当局、「XWiki Platform」「Aria Operations」脆弱性を悪用リストに追加
組織の「ネット玄関口」狙う攻撃に注意 - 可視化や脆弱性対策の徹底を
米当局、「WSUS」脆弱性で対象サーバの特定や侵害監視を呼びかけ
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開
「Kea DHCP」にサービス拒否の脆弱性 - アップデートが公開
「WordPress」のキャッシュプラグインにXSS脆弱性
プラネックス製モバイルルータ「ちびファイ4」に脆弱性
「Docker Compose」にパストラバーサル脆弱性 - 修正版を公開