Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2月のフィッシング攻撃、10カ月ぶりに1万8000件超の大台へ - NZ地震の便乗攻撃も

EMCジャパンRSA事業本部は、同社が2月に観測したフィッシング攻撃の発生状況について取りまとめた。

2月は日数が少ないにもかかわらず、1月の1万6355件を大きく上回り1万8079件が観測された。1万8000件を超えたのは、2010年4月以来10カ月ぶり。

2月はニュージーランドで大きな地震が発生し、一部便乗する攻撃が確認されているが、同社によれば、それを上回るペースで増加しており、原因などはわからないという。fast-flux型攻撃は確認されていない。

ブランドが悪用された企業は、11月以降4カ月連続で増加しており、268件まで増加。46%が6回以上の攻撃を経験している。ただし、あらたに被害を受けた企業は2社とわずかで、多くの企業が繰り返し攻撃を受けている。

(Security NEXT - 2011/03/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
6月のフィッシング、URL件数が過去最多を更新
先週注目された記事(2024年7月14日〜2024年7月20日)
先週注目された記事(2024年6月23日〜2024年6月29日)
5月のフィッシング報告、前月比34.6%増 - 過去3番目の規模に
フィッシング報告数が再び10万件超に - 目立つ料金督促の偽装
先週注目された記事(2024年4月21日〜2024年4月27日)
2024年1Q、フィッシングサイトが増加 - サイト改ざんやスキャン行為は減少
フィッシングURLが前月比約84%増 - 使い捨てURLを悪用
「違法情報」の通報が約28.2%増 - 「犯罪実行者募集」は4000件超