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Androidを乗っ取るボット型ウイルスが発生 - 海賊版アプリにも混入

情報処理推進機構(IPA)は、「Android」を標的としたボット型ウイルス「Geinimi」が発生しているとして、注意喚起を行った。

2010年末より、「Android」を標的としたボット型のウイルス「Geinimi」が出回っているもの。同ウイルスは、外部から制御できる機能を備えたボット型ウイルスで、電話発信やメール送受信、個人情報の漏洩などにつながるおそれがある。

2010年8月ごろよりSMSを悪用するトロイの木馬や、ゲームアプリを装って端末の位置情報を送信するスパイウェアなどがすでに観測されているが、ボット型ウイルスが見つかったのは今回がはじめて。

同機構によれば、同ウイルスはGoogleが運営している「Android Market」以外のアプリ配布サイトで正規アプリと抱き合わせた形で配布されているという。

(Security NEXT - 2011/01/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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