「Adobe Reader」の定例外パッチ、11月16日より順次公開 - ゼロデイ脆弱性を解消
Adobe Systemsは、「Adobe Reader」「Adobe Acrobat」の深刻な脆弱性を解消する定例外の修正プログラムを、11月16日より順次公開する。
同社では、10月28日にアドバイザリを公表し、11月15日の週にアップデートを公開する計画であることを表明していたが、提供日を16日とするスケジュールを明らかにしたもの。同社では、11月16日よりWindows版とMac版が公開を開始し、「Adobe Reader」のUNIX版については、11月30日より提供する予定。
今回のアップデートは、「同9.4」および以前のバージョンに含まれる脆弱性を解消するもので、ひと足先に「Adobe Flash Player」で修正されている脆弱性「CVE-2010-3654」のほか、「CVE-2010-4091」など、深刻な脆弱性へ対応する見込み。
問題の脆弱性は、すでに国内でゼロデイ攻撃が確認されている。誤って開くとウイルスへ感染する細工が施されたPDFファイルが、公的な機関を装ったメールにより送信されているもので、政府やセキュリティベンダーが注意喚起を実施している。
(Security NEXT - 2010/11/15 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「macOS」にアップデート - 多数脆弱性を解消
「Node.js」に脆弱性 - 各ブランチ向けにアップデート
「Microsoft Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
「Chromium」や「SAP NetWeaver」の脆弱性悪用に警戒を - 米当局が注意喚起
IDと公開鍵を紐づける「OpenPubkey」に署名検証バイパスのおそれ
月例アドバイザリを公開、「クリティカル」含む新規16件 - SAP
OpenTextの監視ツールに脆弱性 - 権限昇格やPW不正変更のおそれ
IoT向けDB「Apache IoTDB」に脆弱性 - 4月の更新で修正済み
Adobe13製品にアップデート - クリティカル脆弱性を修正
Apple、「iOS/iPadOS 18.5」で30件以上の脆弱性へ対応