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MS、9件の月例セキュリティパッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応

一方、「MS10-069」は、ランタイムサブシステムの脆弱性により特権の昇格が発生する問題を解消している。同脆弱性は、日本語や中国語などUnicodeで扱う際に脆弱性が生じたもので、英語システムなどでは影響を受けない。

「MS10-068」は、「Local Security Authority Subsystem Service (LSASS) 」において特権の昇格が発生する脆弱性を解消した。

30日以内に悪用が発生する可能性を示した「悪用可能性指標」では、「MS10-063」「MS10-064」以外の7件のプログラムに含まれる脆弱性で、いずれも「安定した悪用コードの可能性」があるとしている。

(Security NEXT - 2010/09/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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