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MS、「緊急」8件含む14件のプログラムを公開 - 公開済み3件を含む34件の脆弱性を解消

「MS10-058」は、TCP/IPに関する2件の脆弱性により特権の昇格が発生する不具合を解決する。不正なパケットを送信することにより特権の昇格が生じるおそれがあるものの、攻撃は比較的難しいという。

メモリ破壊の脆弱性については、攻撃者がシステムにログオンする必要があり、アプリケーションを起動してカーネルにデータをわたす際にバッファオーバーフローが発生、任意のコードを実行されるおそれがある。

「MS10-059」では、すでに公開されているログなどを取得するサービスのトレース機能の脆弱性を解消している。同機能ではログ取得に関してレジストリに記録しているが、脆弱性を悪用された場合、特殊なアプリケーションの実行によりアクセスが可能となり、操作される可能性があった。

(Security NEXT - 2010/08/11 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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