Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

脆弱性を解消した「Firefox 3.6.8」が公開 - リリーススパン短く対応漏れに注意を

Mozillaは、重要度「最高」の脆弱性を解消した最新ブラウザ「Firefox 3.6.8」を公開した。20日に公開した前バージョンで生じた不具合を解消したもので、短期間にアップデートが連続しており、アップデート漏れに注意が必要となっている。

Mozillaでは先週7月20日、「メモリ破壊」や「PNG画像処理」「DOM属性の複製によるリモートコードの実行」など、重要度が「最高」とされる8件の脆弱性をはじめ、14件の脆弱性を解消した最新版「Firefox 3.6.7」を公開した。

しかし、同バージョンで対応した「プラグイン引数配列」の修正が原因となり、あらたにメモリ破壊が発生する可能性がある重要度「最高」の脆弱性が生じたことが判明。急遽アップデートで対応したという。

Mozillaでは、「Firefox 3.6.7」とほぼ同様の脆弱性11件へ対処した「Firefox 3.5.11」を7月20日にリリースしているが、今回の脆弱性についても影響を受けるものの、脆弱性を悪用することはできないという。

(Security NEXT - 2010/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Node.js」のアップデート、公開を延期 - 週内にリリース予定
「macOS Tahoe 26.2」で脆弱性47件を修正 - 「Safari」も更新
「iOS」にアップデート - 「WebKit」のゼロデイ脆弱性2件など修正
「Chromium」ゼロデイ脆弱性、Macに影響 - 米当局が注意喚起
「Plesk」Linux版に権限昇格の脆弱性 - アップデートで修正
ウェブメール「Roundcube」にXSSなど脆弱性 - 更新を強く推奨
「React」が脆弱性3件を追加修正 - 重大脆弱性の余波に引き続き警戒を
「MS Edge」にアップデート - 「Chromium」のゼロデイ脆弱性に対処
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み