兵庫県加東市のサーバがスパムの踏み台に - 約48万回にわたり配信
兵庫県加東市のウェブサーバが不正アクセスを受け、スパム配信の踏み台となっていたことがわかった。約5カ月間にわたり48万回以上の送信が行われていたという。
スパム配信に悪用されたのは、同市が2003年に導入したウェブサーバ。導入した事業者がウェブサーバの初期設定に用いたログインアカウントが削除せず放置していたことから、パスワードを解読され不正アクセスを受けたという。
スパムメールの受信者から通報があり、調査の結果問題が判明。2009年11月22日から2010年4月7日にかけてスパムの配信が行われ、配信回数は48万6159回にのぼった。配信1回ごとに送信されたスパムの件数はわかっていない。
また不正アクセスの発生時期と同時期に、住民から意見や問い合わせを受け付けているフォームについても不具合が発生していることが明らかになった。送信内容が到着しておらず、紛失した可能性がある。
スパム配信との因果関係や詳しい原因、発生時期についてはわかっておらず、同市ではフォームより意見や問い合わせを送信したにもかかわらず返事を受信していない場合は、あらためて送信してほしいと呼びかけている。
(Security NEXT - 2010/04/16 )
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