MS、月例パッチ13件を公開し適用優先度も公表 - カーネルやSMBの脆弱性を解消
30日以内に悪用コードが出現する可能性がある悪用可能性指標を見ると、「MS10-003」「MS10-004」「MS10-006」「MS10-007」「MS10-011」「MS10-012」「MS10-013」「MS10-015」件が「安定した悪用コードの可能性」がある。
また同社では3段階で優先度を設定している。これを見ると「MS10-006」「MS10-007」「MS10-008」「MS10-013」「MS10-015」の5件が「優先度1」ともっとも高い。「MS10-003」「MS10-004」「MS10-009」「MS10-011」「MS10-012」が「優先度2」で続く。残りは「優先度3」と設定されている。
セキュリティ更新プログラムの提供にあたり、小野寺氏は関係するすべての更新プログラムを基本的に適用してほしいと述べた上で、なかでも「TCP/IP」に関連する「MS10-009」について早めの対応を推奨するとコメントしている。
今回、「悪意あるソフトウェアの削除ツール(MSRT)」も提供しており、メッセンジャーなどで拡大するマルウェア「Win/Pushbot」へ対応した。偽セキュリティ対策ソフトへの対応は、今回盛り込まれていないが、同氏によれば引き続き亜種の発生が確認されており、目立った動きがあれば「MSRT」で対応していくという。
2010年2月のセキュリティ情報
http://www.microsoft.com/japan/technet/security/bulletin/ms10-feb.mspx
マイクロソフト
http://www.microsoft.com/japan/
(Security NEXT - 2010/02/10 )
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