「標的型攻撃」で危険なのは添付ファイルだけではない - リンクで誘導する手口
従来よりメールの添付ファイルを利用する手口が確認されているが、同機構によれば、このごろはメール本文へ不正サイトへのリンクを記載して不正サイトへ誘導、ウイルスへ感染させるケースが確認されているという。
メール本文中のリンクに、メールの送信元ドメインと明らかに異なる不審なURLが記載されている例はもちろん、HTMLメールを利用して本文上に表示されているURLとは異なるURLへ誘導したり、URLそのものを表示せずに隠蔽する手法などがある。
同機構では、日本語のウイルスメールが出回っていることや、実行ファイル以外でもウイルスへ感染するおそれがあること、送信元の詐称が簡単であることなど、被害防止のためにインターネット利用者へ正しい知識を身につけるよう訴えると同時に、標的型攻撃のメール受信者に対する相談窓口「不審メール110番」を以前より設置しており、対応を進めている。
(Security NEXT - 2010/01/20 )
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