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FreeBSDで権限昇格の脆弱性 - NTTデータ・セキュリティ

FreeBSDの「Run-Time Link Editor」において、一般ユーザーに管理者権限が奪われる脆弱性が存在していることがわかった。

脆弱性の影響を受けるのは、「FreeBSD 8.0」「同7.2」「同7.1」「同7.0」。一般ユーザーでログインした環境において攻撃コードを実行すると権限の昇格が発生し、管理者権限でシステムの操作が可能となるもので、修正プログラムも用意されている。

脆弱性に関する実証レポートを公表したNTTデータ・セキュリティでは、修正プログラムの適用を検討を呼びかけている。

また根本的な解決ではなく、一時的な回避策ではあるものの、パスワードが脆弱なリモートユーザーのアカウント経由で外部から侵入を許し、管理者権限が奪われる可能性があるとして、ユーザーのパスワード管理や、存在しないユーザーの削除など回避策を実施するようアナウンスしている。

NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/

(Security NEXT - 2009/12/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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