Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ネットワーク機器監視に用いる「Cacti」の脆弱性に注意 - NTTデータ・セキュリティがレポート

NTTデータ・セキュリティは、SNMPエージェントによる監視情報をグラフ化する「Cacti」において見つかった脆弱性について検証を実施し、攻撃を再現できたとして利用者へ対策を呼びかけている。

「Cacti 0.8.7e」や以前のバージョンに、クロスサイトスクリプティングや、OSコマンドインジェクションといった脆弱性が見つかったもの。いずれも攻撃を実行するには、サービスへログインできることが条件となるが、同社の実証実験により脆弱性が再現されている。

クロスサイトスクリプティングについては、脆弱性を解消するパッチが提供されている。一方OSコマンドインジェクションは、修正プログラムは提供されていない。不正ログインが行われた場合に悪用されるおそれがあるため、同社では強固なパスワードを利用するよう呼びかけている。

NTTデータ・セキュリティ
http://www.nttdata-sec.co.jp/

(Security NEXT - 2009/12/03 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Ruby」に3件の脆弱性、アップデートで修正を実施
Node.js向けMySQLクライアント「MySQL2」に脆弱性
「GitLab」に複数脆弱性 - セキュリティパッチをリリース
国家関与のサイバー攻撃「ArcaneDoor」 - 初期侵入経路は不明、複数ゼロデイ脆弱性を悪用
「PAN-OS」の脆弱性侵害、段階ごとの対策を説明 - Palo Alto
国内でも被害発生、「ColdFusion」の既知脆弱性狙う攻撃
バッファロー製ルータに脆弱性 - パスワード取得、コマンド実行のおそれ
米政府、悪用が確認された脆弱性3件について注意喚起
「Cisco ASA」「FTD」に複数脆弱性 - ゼロデイ攻撃も発生
「Chrome」にアップデート - 「クリティカル」の脆弱性などを解消