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直感的に脆弱性を攻撃できるハッキングツールを捕捉 - トレンドマイクロ

トレンドマイクロは、マイクロソフトが定例外で10月に公表した脆弱性「MS08-067」を直感的に攻撃できるハッキングツール「TROJ_PACKED.ME」を確認したことを明らかにした。

同社研究機関であるリージョナルトレンドラボが確認したもので、問題のツールを利用することで、脆弱性を解消していないPCを検索して攻撃を仕掛け、任意のプログラムを攻撃対象へダウンロードさせることが可能だという。

またハッキングツールには、IPアドレスの範囲やポート番号の設定、コンピュータ走査方式、ダウンロードさせるプログラムのURLを設定できるなど、中国語による直感的なユーザーインターフェースが用意されていた。

脆弱性「MS08-067」に対する攻撃は、これ以外にも「WORM_GIMMIV.A」「TROJ_DUCKY.M」「TROJ_DUCKY.O」「WORM_KERBOT.A」などを同社では確認しており、最も有効な対策はセキュリティ更新プログラムを適用することとして、注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2008/11/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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