Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

KDDI、不具合でウェブメールサービスを停止 - 受信者以外の利用者が閲覧可能に

KDDIのインターネット接続サービス「au one net(旧DION)」で提供されているウェブメールサービスに不具合があり、受信したメールを受信者以外の利用者が閲覧できる状態になったことがわかった。

ログイン後に他利用者のメールが閲覧できた事例が7月18日に報告されたもので、調査の結果、不具合を確認できたことから同社は7月25日にサービスを停止。現在詳細を調べており、原因の特定を急いでいる。

閲覧が可能となったのは、送受信ボックス内のメールや添付ファイルをはじめ、通信日、アドレス帳など。ウェブメール以外のメール受信や携帯電話には影響ないとしている。また約250万契約のうち、同サービスの利用者は18万5290契約に上るが、不具合の報告は1件のみで、他顧客においてメールの流出は確認されていないという。

同社では、今回メール流出に直接関係者に対して謝罪した。またサービス利用者に対してもメールで事情の説明し、謝罪する。また従来のメールサービスを代替サービスとして案内している。

(Security NEXT - 2008/07/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

アップデートしたシステムの不具合で会員情報が閲覧可能に - JBBF
ランサム被害で利用者や建物情報が流出か - 住宅性能評価センター
厚労省の「マイジョブ・カード」、別人情報が表示される不具合
認定農業者に調査票を誤送付、名簿の宛名と住所にずれ - 三重県
問合フォームに別人の個人情報、キャッシュ設定不備で - ソフト開発会社
サイクリングイベント申込フォームでミス、個人情報が流出 - 倉敷市
「弥生のかんたん開業届」で不具合 - データに他利用者情報
キャンペーン応募者の個人情報が閲覧可能に - コムテック
ミニストップ通販サイトで個人情報流出 - データ加工ミスで
洋菓子通販サイトで不具合 - 配送先情報を誤表示