Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

2008第1四半期の国内フィッシング詐欺は前四半期から減少

フィッシング対策協議会によれば、2008年第1四半期の国内のフィッシング詐欺の報告件数は34件で、2007年第4四半期の54件から大きく減少したことが明らかになった。

2007年第3、第4四半期はいずれも50件を越えていたが、一転大きく減少し、2007年前半よりも低いレベルと落ち着きを見せている。攻撃の傾向としては、大手SNSサイトである「mixi」やNTTドコモ、ニフティのフィッシング詐欺が発生したほか、3月にはイーバンク銀行やゆうちょ銀行など金融を狙った攻撃が観測された。

海外の状況としては、2007年9月に3万8514件とピークを迎えたが、以降減少傾向が続き、同年12月に2万5683件となった。しかし、再び増加し1月は2万9284件と3万件をうかがう勢い。商標の不正利用については2007年11月に178件まで増加したが、以降減少し、1月は131件だった。

(Security NEXT - 2008/06/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
6月はフィッシング報告が減少、証券関連影響 - URLは増加
PyPI上に不正コード含む「num2words」 - 開発者がフィッシング被害
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
インシデントが前四半期比37.3%増 - サイト改ざんが約2.4倍
一部利用者でメールアドレスが変更される被害 - So-net
学生や教職員のアカウント情報が暗号化被害 - 東海大
婚活イベント情報サイトから情報流出 - フィッシング調査から判明
【特別企画】使える「脅威インテリジェンス」とは - 単なる情報ソースで終わらせないために
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD