Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Googleデスクトップ」旧バージョンにXSSの脆弱性

PC内の検索機能を提供するソフトウェア「Googleデスクトップ」の旧バージョンに、クロスサイトスクリプティングの脆弱性が見つかった。

JVNによれば、HTMLの処理に問題があるため、悪意あるウェブサイトを見た際、Googleデスクトップによりウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行されるおそれがあるという。

2007年7月4日にリリースされた「同5.1.706.29690」より以前のバージョンに影響があり、以降のバージョンを利用することで脆弱性を回避できる。同ソフトでは自動更新機能を搭載しているが、バージョンを確認するよう情報処理推進機構では注意を呼びかけている。

今回の脆弱性については、セキュアスカイ・テクノロジーの福森大喜氏がIPAへ報告。JPCERTコーディネーションセンターがGoogleと調整を行った。

JVN
http://jvn.jp/

情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/

(Security NEXT - 2008/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

幼稚園登降園管理システムが迷惑メールの踏み台に - 爆破予告も
提出されたファイルから様式例を作成、個人情報が残存 - 長野県
「Active! mail」に深刻な脆弱性、すでに悪用も - 侵害確認方法を調査中
「あいちロボット産業クラスター推進協議会」のサイトが侵害 - 外部サイトへ誘導
米政府、WindowsやApple複数製品の脆弱性悪用に注意喚起
Dell「PowerScale OneFS」に深刻な脆弱性 - 乗っ取りリスクも
リモートアクセス製品「SonicWall SMA100」の既知脆弱性が標的に
「Chrome」に2件の脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「CVEプログラム」のサービス停止を回避 - CISAがオプション期間を行使
「Omnissa UAG」にCORSバイパスの脆弱性 - アップデートを公開