Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ヤマハ製ルータ18製品にCSRFの脆弱性 - 設定が書き換えられるおそれ

ヤマハ製のファイアウォールルータ「SRT100」やブロードバンドVoIPルータ「RT58i」、イーサアクセスVPNルータ「RTX1100」をはじめ、同社製ルータ製品4シリーズ18製品にクロスサイトリクエストフォージェリの脆弱性が見つかった。

これらのルータ製品にはCSRFの脆弱性により、ウェブ管理画面にログイン中に、第三者によって不正な細工がされたページを閲覧すると、管理者の意図に反して管理パスワードや製品の設定が変更される可能性がある。

影響を受ける機種のうち、1月28日時点で脆弱性を解消した最新ファームウェアがリリースされているのは、「RT58i」および「RT57i」のみ。また、「SRT100」「RT107e」「RTV700」については順次リリースが予定されている。

ファームウェアのリリース予定がない機種に関しては、ブラウザによる設定機能を使用できないよう、製品の設定を変更することで回避できる。

情報処理推進機構では、今回の脆弱性について、共通脆弱性評価システム「CVSS」における深刻度を、3段階で2番目に危険な「警告」とした。

WWWブラウザによる設定におけるクロスサイト・リクエスト・フォージェリの脆弱性について
http://www.rtpro.yamaha.co.jp/RT/FAQ/Security/JVN88575577.html

ヤマハ
http://www.yamaha.co.jp/

情報処理推進機構
http://www.ipa.go.jp/

(Security NEXT - 2008/01/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Microsoft Edge」にアップデート - 「Chromium」の脆弱性修正を反映
小学校で保護者や教職員の口座番号含むUSBメモリを紛失 - 東村山市
従業員メルアカに不正アクセス、スパム踏み台に - 組込機器メーカー
Windows環境下の複数開発言語に脆弱性「BatBadBut」が判明
「PHP」に複数の脆弱性 - セキュリティアップデートで修正
AIシステムの安全な実装運用に向けたガイダンスを公開 - 米政府ら
検索用目録と誤って個人情報含むファイルを誤公開 - 新潟県
印刷に利用した患者情報含む私物USBメモリが所在不明に - 愛知県
「GitLab」にセキュリティアップデート - 脆弱性4件を解消
メールサーバがフィッシングメールの踏み台に - 広済堂HD子会社