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山口県、職員の私有PCから業務情報がWinny流出 - 一部個人情報も

山口県の防府土木建築事務所が扱った業務関係資料が、ファイル交換ソフトを介してネット上に流出していることが判明した。資料には個人情報も含まれており、同県では調査を進めている。

今回流出が判明したのは、防府土木建築事務所の業務関連資料147ファイル。当時勤務していた同職員が2000年当時に取り扱ったもので、建物移転補償調書や用地台帳、補償台帳など個人情報を含む文書も含まれる。

インターネット上の掲示板「2ちゃんねる」に流出を指摘する書き込みなど行われており、12月3日に外部より指摘があったという。同県が調査したところ、同職員の私有パソコンからファイル交換ソフトを介して流出していたことがわかった。

同県では調査を進めており、流出したファイルの全容がわかり次第あらためて報告する予定。個人情報が流出した関係者に対しても謝罪するとしている。また全職員に対し、業務データ持ち出しの制限を再度徹底する。

(Security NEXT - 2007/12/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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