模倣犯登場で2008年は組織的なサイバー犯罪がさらに拡大 - MessageLabs
2007年は、犯罪のプロ集団による組織的なサイバー犯罪が横行したが、さらに2008年は模倣する犯罪者が登場し、いっそう複雑な攻撃が行われると、英MessageLabsが2008年度のセキュリティレポートで予測している。
2007年度におけるインターネット犯罪の経済市場規模は1050億ドル超だが、同社によると、今後はより容易に攻撃できるツールが横行するなど規模の拡大し、サイバー攻撃で生計を立てる犯罪者が増加する可能性があるという。
また2007年は、ターゲット絞った攻撃が5月には1日あたり10件だったのに対し、9月に16時間に1100件を突破と増加が目立ったが、2008年はさらに洗練攻撃が行われると予測している。
また同社では、2007年後半にはMP3を用いた株価操作のスパムが発生するなど、スパムの悪質化を警告。今後も動画ファイル、PowerPointなど、添付ファイルの多様化が懸念されるという。また2007年に増加が予測されたインスタントメッセンジャーを利用したスパムは流行を見せなかったが、2008年にずれ込むとの見方を示している。
(Security NEXT - 2007/12/05 )
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